- 2014/03/04 12:37
- 食堂椅子(ダイニングチェア)の張り替えの仕方
世の中には、多種多様な椅子がありますが、一番身近な椅子で食堂椅子があります。
皆さんが食事をするときには絶対使う必要がありますよね。
食堂椅子の中でも、肘のついていないものなどは小椅子。
肘付きのものはアームチェアなどの呼び方をしたりいたします。
今回は皆さんにとってとても身近な食堂椅子について、デザインや張り替えの仕方などを
詳しく解説していきたいと思います。
食堂椅子によく使われるデザイン
食堂椅子に使われるデザインは様々なデザインのものがあり、
クラシックタイプからモダンタイプまで多数存在しています。
私たち椅子張り職人が日頃多く扱う食堂椅子は、座面や背、肘や脚の部分にクッション材等が入っており、
生地で包んであるタイプのものが多いのが特徴です。
座面の張り替えを一つ行うだけでも、様々なやり方が存在しており、職人の方によってさまざまなデザインへと変わっていきます。
食堂椅子の張り替えについて
座面の張り替え一つでも仕立ての仕方がいろいろあり、一枚で張ってあるもの(一枚張り、皿張り)やマチを付けて(縫製をして)張り込む、サイドマチ、三方マチ、四方マチ、つまみなどの張り方があります。
モダンタイプの食堂椅子では、下地が合板または成型合板の場合、一枚張りが多く、Sバネやウェービング、セットスプリングなどが座面に入っている場合は縫製加工して張り込んであるタイプのものが多数です。
単純に座面のクッション性は、クッションが薄いより厚いほうがでます。
マチを付けて座面を張ってある椅子は一枚で張ってあるものより、厚いクッションが入っている場合が多いのでクッション性がよくなります。
食堂椅子は日常よく使用しますが、食堂椅子の張り替えを考えたときには、椅子の座面の構造や張り方など見てみると面白いかもしれません。